セラヴィ!

ニューオープンした渋谷のシネクイントにて。
前半は結婚式直前のバタバタとせわしない状況が続いて、なかなか乗りきれなかったんだけど、式が始まった後半あたりからグイグイと作品の世界に引き込まれてしまった。

ジャン・ピエール=パクリ演じるマックスの憤りはよくわかる。
人も状況も常に思い通りにはいかない。人生はそんなことの連続。
それを理解した上で、人はトライし続けないといけない。
ベストを求めてトライし続ければ、それが例え想像していた形とは違っても、ハッピーエンドは訪れる可能性がある。

夜中の12時あたり、城内でのダンスシーンの展開にはさまざまな思いが交錯して胸が熱くなった。
誰かの行いに傷ついても、その傷を癒すのはまた他の誰かである。ひとりでハッピーエンドは迎えられない。

たくさんのダメな人間たちが最善を尽くそうとする。その姿に私は感動した。


LE SENS DE LA FÊTE Bande Annonce (TEASER // 2017)

公式サイト: セラヴィ!/ C'est la vie!